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9月, 2022の投稿を表示しています

溪湖の製糖鉄道、運転区間短縮(2022年10月)

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雲林県にある溪湖糖廠。日本統治時代に明治製糖株式会社が設けた製糖工場です。ここで活躍していたサトウキビ運搬列車は現在、観光鉄道として整備され、多くの方に親しまれています。私も何度となく足を運び、その姿を目にしてきました。 今回、残念な決定が下され、営業区間が10月から短縮されることもなりました。上の写真にあるような旧濁水溪を渡る列車の風景も見おさめとなりました。9月25日には動態保存されている346号機蒸気機関車も走るということで、訪ねました。小さいながらもしっかりとした走りを見せてくれました。 現在、工場→草埔→濁水となっている運転区間は草埔までとなります。その理由ですが、橋梁の保全に費用がかかり、彰化県がその負担を拒否したことにあります。嘉義県などでは保全・補修についての補助を出しており、彰化県の態度に不満の声が上がっています。この件について、彰化県の公式な発表がないので、断言はしにくいところですが、観光政策と行政が一致した考えを持っていないことは確かで、残念ですね・・・。

台湾はシダ王国

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棲蘭山を訪ねた際、ヒノキや紅ヒノキの巨木群だけでなく、シダ植物にも惹かれました。実は台湾はシダ植物王国で、注目に値します。その種類の多さには誰もが驚かされるのですが、現在、登録されている台湾のシダ植物は650種を超えます(郭城孟教授による)。ヨーロッパ大陸で150種前後、北米大陸で400種前後、オーストラリアに450種前後となっており、九州よりも一回り小さい台湾島にこれだけの数があるというのは驚異というべきものでしょう。 新竹県尖石郷の馬胎古道で見かけた山蘇(オオタニワタリ)。 写真は二枚とも、Pixel6Proで撮影しました。緑色の表現力が秀逸ですね。

棲蘭山の巨木群を訪問

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原生林が残ることで知られる宜蘭県山岳部。ここ棲蘭山はご神木ともいうべき巨木軍が集まっている場所で、その価値は世界遺産級と言われています。日本統治時代はほとんど手つかずの状態だったこともあり、文献らしいものがほとんど見られないのも特色です。とりあえず、一枚、写真をアップしておきます。この写真は  insta360OneX2  で撮影しています。

火炎山~夜空に浮かび上がった奇観

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この写真は台湾中部を流れる大安渓沿いの眺めです。火炎山と呼ばれるこの山は「ガリ―浸食地形」といって、柔らかい土壌が雨水によって削られてできたもの。当然ながら夜は真っ暗なので、満月の時、月あかりに照らされた日だけ、こういったカットが撮れます(星を写真に盛り込めたのは神様からのプレゼント)。澄んだ空気の中に浮かびあがる光景をご覧ください。 写真はiPone12ProMAXで撮影しました。