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8月, 2023の投稿を表示しています

コマドリ(日本歌鴝)~台湾探鳥日記

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日本ではおなじみのコマドリですが、台湾ではいわゆる渡り鳥で、冬季限定の鳥となります。前々からぜひカメラに収めたいと願っていましたが、ようやく出会うことができました。この時は台湾の鳥好き(鳥友)たちと一緒に撮影していたのですが、どうして日本人がそんなに興奮しているの?と何人もから言われました。なぜかと言えば、この鳥は台湾では「日本歌鴝」と記され、日本からやってくる鳥の代表格とされているため。確かにそうなのですが、台湾の草むらの中でコマドリを撮れるなんて、興奮せずにはいられません。

黑頭翁(クロガシラ)~台湾探鳥日記

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クロガシラは台湾の固有種、しかも、台湾島の東と南にしかいない鳥です。台湾では「黑頭翁」(台湾華語)、もしくは台湾語で「烏頭翁」と表記します。台湾東部と南端部だけに暮らす鳥で、私は恒春で一度、撮影したことがあったのですが、その時はあまりきれいに撮れず、今回の花蓮取材で念願叶いました。和名は「クロガシラ」。頭が白い「白頭翁」は台湾各地で見られ、「ペタコ」と呼ばれていますが、黒い頭のこちらは生息地が限られます。 黑頭翁 クロガシラ Pycnonotus taivanus Formosan Bulbul

澎湖雲雀(澎湖ひばり)~台湾探鳥日記

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ひばりは日本でもなじみの深い鳥。澎湖諸島で見られるひばりは「澎湖雲雀」と呼ばれ、台湾固有亜種とされています。台湾本島にいる仲間、いわゆるタイワンヒバリよりも小さく、色合いも少し異なります。そもそも、台湾本島ではあまりひばりを見ないので、結構新鮮な印象です。 ちなみにこのひばりは「小雲雀」とも呼ばれ、平地や砂浜で多く見られます。森の中にいるわけではないものの、草むらの中にいるので、意外に見つけにくく、むしろ浜辺のほうが見つけやすい印象でした。 この日は5時半に起き、探しに行きました。かわいい姿を見せてくれましたが、結構、警戒心が強く、攝影は難しかったです。ちなみに、澎湖県の県鳥にもなっています。 澎湖小雲雀 Alauda1 gulgula Oriental Skylark 台湾旅人地図帳 https://amzn.to/2VNMcNm

タイワンタイマイ(寬青帶鳳蝶)~台湾の蝶

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タイワンタイマイ。川べりなどでよくみかける仲間ですが、独特な存在感があります。低地で目にすることはなく、低海抜地域を中心に森の中や渓流沿いで目にします。光の当たり具合で色合いが変わるので、撮影が楽しい仲間でもあります。蝶にはいつも、生きる力をもらっていますが、私はこの蝶がとても好きで、出会うたびに嬉しく思っています。 その姿からはなんとも言えないすがすがしさのようなものを感じますね。なお、「タイワン」と名前に付きますが、固有種ではなく、中国華南地方から東南アジア、インドまで、結構生息範囲は広い蝶です。 タイワンタイマイ 寬青帶鳳蝶 Graphium cloanthus kuge

アカネシロチョウ(豔粉蝶)~台湾の蝶

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アカネシロチョウは台湾ではよく見かける存在です。アジアにおいてはかなり広く分布していますが、台湾はその東端になっているそうです。花の蜜を吸っている時はあまり動かないので、撮影は比較的容易です。かなりカラフルなので意外ですが、モンシロチョウの仲間です。 アカネシロチョウ 豔粉蝶 Delias pasithoe

オオゴマダラ(大白斑蝶)~台湾の蝶

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言わずと知れた「南国の貴婦人」。大型のマダラチョウで、日本では最大級の大きさを誇るそうです。白と黒の上品な色合いが印象的で、確かに見入ってしまう美しさです。日本では南西諸島で見られますが、台湾では各地でその姿を見ることができます。今回は新北市の小野柳で出会いました。ここは鳥好きの聖地ですが、蝶もたくさん見られます。 私はまだ見たことはないのですが、蛹が金色とのことで、ぜひ一度、見てみたいです。